SAV-0002 「無料回収サービス」
危険レベル : カスタード
ベジマイト
収容手順
異常現象SAV-0002の発生該当地域はセクターN研究局による監視を行い、専用の監視用Bot「AI芋スペシャル3rdマーク2ProGoldプロトタイプ」を配置します。
該当地域において、にゃんぷぷのみの立ち入りを禁止します。不審に思われることがないよう、該当地域の住居、店舗はすべて「ペット禁止」とし、野良のにゃんぷぷは監視用Botによって地域の外へ運ぶようにします。
SAV-0002は収容不可能と判断されます。SNS上でにゃんぷぷ無料回収サービスを謳ったアカウント・投稿を調査し、発見次第削除を行ってください。
説明
SAV-0001は、■■県■■市周辺で発生するにゃんぷぷ大量失踪事件です。失踪したにゃんぷぷが発見された例はなく、人やその他生物、もしくは機械等によって回収されたような形跡はありません。
特定地域のみで発生すると見られ、にゃんぷぷを該当地域外に運ぶことによって失踪を防止できると考えられます。
アーカイブ
2024/12/11
■■県■■市で「飼っているにゃんぷぷがいなくなった」という類の交番への通報が103件あり、不審に思った選ばれし者が財団に報告。調査を開始する。
該当地域及び付近に寄せられた通報を集め、分析したところ、一般地域に比べにゃんぷぷだけが92倍失踪率が高くなっていた。
2024/12/14
財団は一般には「にゃんぷぷ連続誘拐事件が発生している」という名目でにゃんぷぷ失踪の通報用ホットラインを設立した。
その通報内容には、失踪前に高確率で「にゃんぷぷ無料回収サービスというチラシが置かれていた」、「ご自宅のにゃんぷぷ、無料で回収しますというステッカーがポストに入っていた」といった情報が多く存在した。
2024/12/18
実験としてにゃんぷぷ3匹を空気穴の開けた密封された箱に入れ、該当地域に置いて監視カメラを設置して1日放置した。
2024/12/19
実験で箱に入れたにゃんぷぷを回収しようとしたが、そこににゃんぷぷはいなかった。
監視カメラの映像では、2024/12/18の12時32分49秒に突如として消えたように見えた。
2024/12/20
調査として、オペレータのあてむの指揮の下で白皿職員のにゃんぷぷ調査員を該当地域に送った。
にゃんぷぷ調査員にはボディカメラとマイク付きのヘッドセットを着用させ、オペレータと通信しながら行動を行わせた。
あてむ: OK、そのまま続けて
にゃんぷぷ: 特に変わりもないただの街に見えるにゃ...
にゃんぷぷ: にゃっ...!?(にゃんぷぷ調査員が突然頭を抱える)
あてむ: にゃんぷぷ調査員、どうしたんだ?
にゃんぷぷ: どうしたもなにも、この音が聞こえないのにゃ...?
あてむ: こちらには何も聞こえていない
にゃんぷぷ: 聞こえるにゃ...奇妙な声で...「こちら、安心安全のにゃんぷぷ無料回収サービスです、無料回収サービスは塩ポテト君まで...
通信が途切れた付近には、にゃんぷぷ調査員が持っていたものと同じカメラ、ヘッドセットに「にゃんぷぷ無料回収サービス」と書かれたステッカーが落ちていた。
注釈: あてむオペレータは「もうこのような調査はすべきではない」と言って追加の調査を拒否した。
2024/12/21
危険レベルをカスタードとし、収容手順をまとめてSAV-0002として異常現象概要書を作成。
2024/1/15
該当地域外で新たににゃんぷぷの大量失踪を確認。
2024/1/19
にゃんぷぷ失踪に関する調査を行うためSNSの投稿を監視していたところ、奇妙なアカウントを発見した。
この記事は@potatokunによって書かれました。